Naya Create の感想
December 1, 2025
超高級キーボード Naya Create を使った感想
Naya Create はとんでもない価格のモジュール機能つき無線分割キーボードです。
私はスーパーアーリーのクラファンだったので当時の日本円で65,000円くらいでした。キーボード本体と、トラックボールモジュール(Track) と、タッチパッドモジュール (Touch) のセットです。
これがTrack
これがTouch
モジュールを外すとこんな感じ
現時点でこのセットを購入しようとするとたやすく 10万円を超えてしまいます。
いかにキーボードオタクといえども、そうやすやすと手を出せる代物ではないでしょう。
この記事がそんな金額の高さとキーボードオタクとしての欲求との狭間でうごうごと悩んでいる方の参考になれば幸いです。
結論: つかってなーーい😭
いきなり悲しすぎる現実。
それがねぇ、本当に使ってないんですよ。
メインで使っているのは自作の Keyball39 と Conductor です。
これらとの決定的な違いが、使っていない原因です。
それは、、、、
結局、ホームポジションから離れないとモジュールの操作ができない
Keyball も Conductor もどちらも共通してすばらしいのが、ホームポジションから手を動かさずにトラックボール操作ができることです。キー数が少ない点も素晴らしいですが、たとえキー数が多かろうとも無視すればいいだけなのでそこは問題ではありませんでした。
なによりホームポジションから動くことなくマウスが動かせること、この価値は計り知れないということを教えてくれたのが、Naya Create でした。
Naya Create はトラックボール、タッチパッドのどちらをつかったとしても、ホームポジションからめいっぱい指を伸ばしてギリギリさわれるかなというくらいのサイズ感です。
そこにきて、トラックボールまわりのクリックボタンなどが「上から握り込んで使うことを想定してそうな配置」になっているんです。
ホームポジションから手を離させる気満々です。
これは公式の動画をみてもわかることなのですが、通常のマウスよりは手の移動が減るかも知れませんが、結局手を動かさないといけないことは変わりませんでした。
ちなみに私の手はそんじょそこらの人には負けないくらいに巨大です。
中学校の時、ゴジラ松井の手形というのが学校に置いてあったんですが、14歳当時で既にその手形より大きかったほどです。
そんな私でも、トラックボールに指が満足に届かないんです。
あと、ソフトウェアの品質が悪い。
あと、悲しきかな。ソフトウェアまわりがとても低品質で困っています。
キーレイアウトをゴリゴリカスタマイズしたい人にはちょっと厳しい。
※ デフォルトレイアウトでいいよーという方は、以下の話は関係ないと思います。
定期的にバグ修正の案内があったりして、アップデートしながら使っていくんですが、機能追加が優先され、バグ修正が後回しになっている印象を受けました。少ないメンバーで頑張っているんだと思いますが、Meta広告やらGoogle広告やら、大量のデジタルマーケを打ちまくっているのをみるに、マーケ費にバンバン投資して、品質改善にかける開発費が十分に回っていないと感じてしまいました。なんていうんでしょうね。広告で見かければみかけるほど、この商品の金額は本来の価格より随分と高くなdてるんじゃないかと考えてしまうんですよね。
そもそもがニッチな商品なので、アーリーのクラファン勢はちょっと遅れたくらいでは文句を言わない玄人たちだと思っています。少なくとも私はそうです。
Naya Create は予定のバック時期から2年は遅れました。それでも良いものが届くと期待をして、がんばれがんばれ、いくらでも待つぞ、とクラファンのレポートを楽しく読んでいました。
そして届いてみたらこの低品質。がっかりでした。
早く手に取ってもらいたいのはわかりますが、テスター募集してまでクラファン勢を後回しにしたのだったら、とことん品質にこだわって欲しかった。
2年待ったんだから、もう1年待ってくれーっていわれてもぜんぜんOKなんです。それくらい大したことないぜっていう気持ちで、スーパーアーリーでクラファンにお金を投げ込んでるんです。
いまは定期的にアップデートされるFWを更新し、動作テストをし、不具合を見つけ、またそっとケースに戻して次のアップデートを待つような扱いになっています。
まとめ
- Keyball的なホームポジションから動きたくないタイプの方には向かないかも
- キーボード+マウス運用をしている人がはじめてつかう分割キーボードとしてはアリ
- デフォルトレイアウトで全然OKだよーという人ならアリ
- ただソフトウェアの品質はキーレイアウトのカスタマイズにこだわりがある人には痛い